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Hiromichi Nakao
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シネマ尾道さんでの上映が終了しました。

お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

尾道では日常(生活)と非日常(旅)がいい塩梅で混ざり合う滞在をしました。

滞在先(右の瓦屋根の家)は視覚的にも音的にもロケーションが抜群。

縁側からは海が見える。眼下には小学校の校庭があり、

毎朝子供たちの声で目覚める。坂の下の電車音。船の音。造船所の音。

 

映画のまち尾道といえば、尾道三部作、東京物語、裸の島、放浪記など

数々の名作を想起しますが、僕の暮らしていた家は山の中腹にあり、

複雑に入り組んだ高低差の激しい小径が『友達のうちはどこ』のポシュテ村のようでした。

夜は真っ暗で、少ない街灯と民家の窓明りを頼りに進んでいきます。

空は星だらけでした。

 

あの街に、劇場に、風景に、人々に、心から魅せられました。

色々落ち着いたら、もう少し長く暮らしてみようと思っています。

 

  

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